1-8 さあ、走り出そう

 さあ、では街へ走り出しましょう。

きちんとポジションを合わせて、シートベルトを締めたら、

エンジンをかけるわけですが、この時確認することは

オートマチック車ならセレクターがP に入っていること、
マニュアル車ならニュートラルに入っていること、
パーキングブレーキが引かれていること、

を確かめてください。

そして、フットブレーキを踏んで、
マニュアル車ならさらにクラッチを踏んで、
キーを回してスターターを回してエンジンをかけます。

 オートマチック車は、Pポジションに入っていないとスターターが回りませんが、
さらにブレーキを踏んでおくと万一その機構が働かなくても飛び出しを防げます。

そして、マニュアル車がニュートラルに入れて、しかもクラッチ踏み、
さらにブレーキも踏む理由は、飛び出しを防ぐのはもちろんのこと
クラッチをつないでいるとトランスミッションのギアまで
スターターが回さなければならないのでクラッチをきって負担を減らしてやる、
と言う意味もあります。


 エンジンがかかったら、回転が落ち着くまでちょっと待ちます。
といってもよく物の本に書いてあるように水温系の針があがるまでとか
そんなに長い時間を待つ必要はありません。
ほんの30秒長くて1分程度でしょう。
その間にメーターをざっと眺め、警告灯がついていないかを確認します。

 長々とアイドリングでエンジンを温めるのは意味がありません。
走りながら全体を暖めて行くのが一番効率がいいです。

車で暖めなければいけないところはエンジンだけではありませんから。
トランスミッション、ドライブシャフトとベアリング、
サスペンション、ブレーキ、などすべての部分を暖める必要があります。

これらは走っていれば自然と暖まるものですが、
エンジンだけアイドリングで回していても暖まりません。
ガソリンも無駄になりますし、空気も汚します。
エンジンにとってもアイドリングで回り続けるのはいいことではないんです。


 さて、ちょっと待ったら、セレクトレバーをDに入れます。
クッと言う軽いショックを伴ってギアが入ります。

ブレーキを踏んだままパーキングブレーキを解除します。

いざ発進ですがいきなりアクセルをガバッと踏まないように。
まず、ゆっくりとブレーキを緩めていきます。

そうすると、じわじわっと車が進みだします。

ブレーキを完全に離したら、おもむろにアクセルに足を乗せ換えます。
じわっとアクセルを踏み込みながら希望の速度まで加速します。

走り出しは慎重に。



1-9 エレガントなアクセルの踏み方
  

 オートマチック車は、発進のときにアクセルをいきなり踏み込むと
グワッと急に走り出し、
乗せられている同乗者は、ガクッと首が後ろに持っていかれて
不快な思いをします。

おそらく、あなたも他人の車やタクシーなどに乗ったときに
経験しているのではないかと思います。

運転している本人は、自分がアクセルを踏んだのですから
その覚悟ができていて、その不快さには気がつかないものなのです。

でも、運転美人を目指す貴女は、少し神経を細やかに配って
同乗者にも快適に乗ってもらいましょう。

 同乗者が不快に感じないコツですが、
「これから発進しますよ」
と言うことを伝えるようにアクセルの操作をすることです。

具体的にどうするの?
というと、最初はじわっと動き出すことです。

 オートマチック車は、クリープと言って
アクセルもブレーキも踏まなくてもじりじりと動き出しますね。
動き出しは、これを利用します。

動き出したらそっとアクセルに足を乗せ換えてじわっと踏み込みます。
車に加速している感じが出てくると、同乗者にも加速に対する構えができますから、
さらにアクセルを踏み込んで加速して行きます。

同乗者に加速することが伝わっていると不快には感じないものなんです。

 どうですか?
要するに、いつ走り始めたのかわからないように動かし始め、
動き出したら加速もグッと高めて行く、と言うことになります。


 なんか、文字で説明するとやけにもたもたとしているようにも見えますが、
実際は動かし始めをスムーズにするように少し気を配るだけの違いで、
時間的には全く変わらないものです。

その動き方のイメージは富士山の裾野から頂上への曲線のように、
または昔、数学で習った2次曲線のような感じです。

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